京都祇園花柳界―――通称“花街”と呼ばれるこの街は、舞や謡曲などの伝統芸を厳しい訓練と教育のもと継承した舞妓や芸妓たちが、そこを訪れる客をもてなす場として広く知られている。この街で、昭和40年代から50年代にかけて、艶やかに、そして壮絶に駆け抜けた一人の女がいた―――岩崎峰子。この峰子の半生を、『芸妓峰子の花いくさ』(岩崎峰子著・講談社+α文庫刊)という原作をもとにフジテレビがドラマ化!わずか4歳の時に親元を離れ、祇園の世界に入った峰子(井上真央)は、数々の厳しい稽古や先輩芸妓からのいじめなどにひたすら耐え、祇園一の芸妓になることを決意する。誠一郎との恋、あや子との涙の別れ、梅千代との親子関係、そして芸妓としてのプライドや祇園で生き続けることの難しさなど、峰子の強く気高く美しく、そして激しい生きざまを描きます。
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